愛天使伝説ウェディングピーチ 第16話「悪魔族の誇り」

第1部完、なのかな?

物語のクライマックスで、レインデビラが作り出した消滅の渦にブリュイが引きずり込まれそうになったところを、ウェディングピーチがブリュイの手を掴んでそれを防ごうとする場面で、以下の会話/行動がなされる。

ブリュイ「このブリュイ様が(貴様を)消滅の渦の中に引きずり込んでくれるわ!」(ピーチの腕を引っ張ろうとする)
じゃ魔ピー「ピーチ様!もうそれ以上は無理です!ブリュイ様には、ピーチ様の愛など分からないです」
ピーチ「違う!違うもん!あたしは、愛のウェーブを信じてるもん!じゃ魔ピーだって、元は悪魔族だったじゃない。ブリュイだって、、、ブリュイにだって、愛のウェーブは伝わるはずだもん!」(涙を流す)
ブリュイ「愚かな、愚かなる者、愛天使」(ピーチか掴んだ手をほどき、そのまま消滅の渦の中に飲まれていく)

ようすけが、ピーチの姿をしたももこを、一目でももこと分かる場面も捨てがたいが、やはり今回の話の最大のクライマックスはこの場面だろう。
こういった「愛は地球を救う」的テーマは、セリフを間違えれば、思いっきりサムい場面になるところである。だが、奇跡的にも、この作品ではきちんと「愛は地球を救う」というテーマで「感動的なクライマックス」を成立させている。まず、ピーチが「だもん!」口調で、自分の主張を通そうとするところがいい。(甘えた声の氷上恭子を主役にキャスティングしたのは、大正解であった)また、それに対する、ブリュイの「愚かな、愚かなる者、愛天使」という気障な返しが最高である。
前話でのようすけのセリフでも思ったが、各キャラクターの掘り下げがきちんとなされているから、活きた、リアリティのあるセリフが、ちゃんと出てくるのだ。

という訳で、いつの間にか私はウエピーを超真剣に見始めるようになってしまった。この調子で、第2部も楽しませて欲しい。

ところで、本筋とは全然関係ないけれども、物語冒頭で愛天使リリィとデイジーが触手で締め付けられている場面はエロエロで、別の意味でぐぐっときたよ。(特にリリィがエロかった)