愛の戦士レインボーマン 第43話「追跡1000キロ!」

冒頭、新婚夫婦が歌うフォークソングがエラくいい曲だったので、思わずググって調べてしまった。

http://www.youtube.com/watch?v=C-vrytrimVs

ノイズ・ハミングというグループによる「青い世界」という曲だそうだ。うーん、ハワイアン。

また、このすぐ後でタケシ&新婚夫婦がステージでバンブーダンスを観ている場面に繋がっている。ここで流れる曲が、また「青い世界」と似たメロディなんだ。まー、バンブーダンスはフィリピン発祥であって、ハワイとは関係がないのだけれど、、、

その後、新婚夫婦に促されるままに、タケシがステージに上がってきて、例の「ヤマトタケシの歌」を歌う。タケシ本人が歌うの、これで2回目だよ!(しかも、今回はオンステージ!)滑舌が良すぎて、逆にヘンな歌声も含めて、香ばしくていい感じだった(苦笑)。

前話に続き、今話でも当時の文化流行がちょこちょこ画面中に出てきて、興味をそそられたな。タケシが着ている、インディアン風の服も面白かった。(宇宙刑事ギャバンの人が来てそうな服。あっちは皮製のしっかりしたジャケットだけど、タケシのはもっとペラペラしてて、薄い革製のシャツのような感じ)また、ダイアナやロリータが着ている、銀ピカの服も面白かった。ダイアナの服が、ちょっとスター・ウォーズのレイラ姫っぽい格好なのだけれど、「スター・ウォーズ」が77年公開だから、それより前の話だ。彼女らの銀ピカ服は、何らかの映画か何かをリファレンスとしたデザインだとは思うのだが、いったい何なのだろう? このあたり、もう少し調べてみると面白そうだ。

http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/s/?@0_mall/twopiece/cabinet/swminibust-leia.jpg

ミスターKが冒頭で「美しいな、日本という国は。この国が我が組織のものとなる。その日も遠くはない」と感慨深げに話す場面があるが、ミスターK及び死ね死ね団は、日本への憎悪から、純粋に日本を破壊したいことが目的ではなかったのだろうか?一体いつから「日本を奪って、自分たちの統治下に置く」という目的に変わったのだろうか?(今シリーズからか?)あまりに死ね死ね団の目的が陰鬱&政治的色彩が強かったために、今シリーズで方向転換を図ろうとしているのかもしれないな。

後、中盤に入った、お爺さんとの木刀での稽古場面が、本気の殺陣となっていて、特撮以外においては、これまで本作品で観てきたアクションの中で最も格好良い場面となっていた。