2009-12-27から1日間の記事一覧
このアニメの中では、随一ではないかと思えるくらいに、ビックリするくらいにどうでもいい話だ。この話がスポッとなくなっても、全く問題がない、穴埋め回ですな。でも、ま、「穴埋め回だな」というだけで、特に酷い内容とは思わない。もともと、原作の「姉…
メグが、贅沢三昧のモファッド家で、贅沢三昧な暮らしをして、どうにかなってしまいそうなお話。原作では、メグはもっと調子こいて、自らの虚栄心に流されて、堕落しているところが描かれるのだが、アニメでは「みんなから勝手にいじられて、ちょっと困って…
以下、メアリーとジョーとのやり取りが秀逸。「すぐカッとなる性格は問題だけど、人間は心から怒るときがあってもいいんじゃないかしら?」 「あなたはそう思うのね、、、でも私は、決して怒ることがない人間になりたいと、心から思っているのよ」ジョーの考…
山田栄子/佐久間レイの名演もあって、冒頭の姉妹喧嘩が凄まじい迫力で迫ってくる。山田栄子が上手いのは勿論だが、佐久間レイも小憎らしい感じを実に見事に演じている。 「あんなつまらないお話なんか、もう絶対に帰ってこない。燃やしちゃったのよ〜! そう…
ベスピアノ編に続き、シリーズ屈指の名作「ジョオ&エイミーの姉妹喧嘩編」スタート。ほぼほぼ原作に準拠。原作の展開で一分の隙なく完成されているので、問題なし。エイミーがウザい程に芝居に連れて行け、とジョーに駄々をこねて、それに対してジョーが本気…
原作のエピソードから拾ってきた題材ではあるのだけれど、後半の処理が原作と大きく異なる。 原作では、マーチ家は体罰をされたことに憤り、エイミーを退学させてしまうのだ。これが、アニメ版では、エイミーが体罰されたことにいたたまれなくなり学校を飛び…
ベスピアノ編完結。ローレンスのベスに宛てた手紙が感動的だ。事業主でもあり、大勢の人間を配下につけている老人が、10歳の女の子に向けて、礼節を持って、一人の女性としてベスを扱っているのが感ぜられる。「あなたの友 ジェームズ・ローレンス」と、最後…
ベスが、ローレンスさんに、ピアノのお礼として贈り物をする話。ベスのピアノ話だけで、次週を含め、4話も引っ張っているのは驚くが、このエピソードはそれだけ時間をかけて語るべき価値がある。スイッチの入ったベスが、みんなの抑制も聞かず、ピアノを引き…
ベスが、前話でのローレンスの誘いを受けて、ようやっとローレンス家でピアノを弾き始める話。後、メグとブルックさんが出会う話(こっちはおまけ)。ずいぶんとゆったりとしたテンポだが、ベスがいかに人見知りであるかを強調するためには、やはりこの話数は…
これも、割と原作準拠の話。原作の中でも好きなエピソードなので、触れられて嬉しい。原作と違うところは、ベスは単にローレンスの顔が怖いからという理由でローレンス邸に行かなかったのだが、原作ではローレンスに大きな声で話しかけられたから、となって…
これもまた、原作準拠のお話。マーチ家は決して裕福ではないが、それ以上に貧しい者たちに奉仕を行うシーンも、きちんと描かれていた。若草物語にはこういった慈善活動の話がよく出てくるが、これは物語背景にキリスト教の思想があるためであろう。宗教の異…
原作最初の話。クリスマスプレゼントに聖書なんて、現在のセンスから考えればぞっとしない話であるが、ここも原作どおりであった。マーサおば様から貰った1ドルのお小遣いをどう使うか考えあぐねたあげく、結論として母親に贈り物を買ってあげる、という流れ…
前回、前々回に続き、これも原作準拠の話。原作自体がすごく面白いので、そのままトレースしても問題ない。(とは言え、この話でも多少の改変はあるが)ジョオがローレンスの肖像画を見て、「私、もうこの方怖くないわ。優しい目をしてらっしゃるんだもの、お…
この話も基本的に原作準拠で、メグ&ジョーの舞踏会の話の続き。ローリーの以下のセリフが印象的。「他人の家を覗き見するなんて、とても不作法なことだということは僕だって知ってるけど、どうしても君の家の方に目が行ってしまう。君の家には僕の家には無い…
何でタイトルに!?がついてるんだ?というツッコミはともかく、ローリーとマーチ家(ジョー&メグ)の初邂逅の話。基本的に原作準拠の回なので特に語ることはないのだけれど、ジョーがお尻を突き出して、ドレスの焼け焦げの後をエイミーに絵の具で塗って貰うシ…
メグの最初のセリフ「キング夫人にお金を盗ったと疑われた時に、最初は腹を立てたが、今は息子に金を盗られたことを知ってしまったキング夫人に同情している。家庭教師という労働をしてお金を得ていることを、自分は誇らしく思うし、最初は辞めたいと思って…
キング夫人から「メグを舞踏会に招待すべきか」を相談され、「メグは使用人だし、それに舞踏会用の服を持ってないから、辞めた方がいんじゃね?」といってしまうデーヴィットは、本当にSAGEですな。 この場面は、当時の「使用人」と「雇用者」の立場の違いが…
ローリーが隣のマーチ家のことを激しく気になる回。と同時に、ローリーの身の回りのこと、ローレンス爺に早く勉強して立派な大学に入って、自分の事業を継いで貰いたいといわれていること、ローリー自身は別の想いを持っていることが明かされていく。ところ…
第1話で、エイミーが先生の絵を机の上で堂々と落書きしていて、それを観た先生も怒らず、クスッと笑うだけで何も言わないという場面があった。それと比較すれば、今話に出てきた先生は真面目に授業を受けないと御仕置きも辞さない!という態度をとっており、…
新しい家が見つかる話と、ジョーが初めての原稿料を貰う話と、ジョーがマーサから養子になってくれと言われる話。宮崎晃脚本で特徴的なのは、こういった重要な話を1話1話で切らず、並行して進めていくことだ。別段珍しい形ではないが、子供向けアニメ作品の…
朝、ジョーが起きると、ボサボサの髪の毛状態になって、いつも以上にボーイッシュになっているところが、らしくていい。今回は、ジョーが新しい家を探す話。まるまる1話を「家を探す」話に充てることによって、家を探し出すことの苦労を伝え、また新しい家が…
アンソニー・ブーンが書いたジョーへの取材記事が新聞に載る話と、マーサおば様からフレデリックとマーサおば様の過去について聞く話。アンソニーの書いた文章について、ジョーが自分が話した順序どおりではないし、自分が語った内容が全て載っていない!と…