青いブリンク 第11話「三原色の町・テラス」

手塚治虫スターシステムに乗っ取って、ドクターキリコ登場回。
ドクターキリコは人口の三原色の太陽を用いて、テラスの街の人々の情緒を意のように操るマッドサイエンティスト役。三原色の太陽で以って人の気持ちを操るという設定は面白いが、ドクターキリコのキャラクターは単なる傲岸で人の言葉が聞けない、底の浅いキャラクターになってしまったのは残念だったなぁ。(もう少しニヒリストで、自分の美学を持ったキャラであって欲しかった)ドリルのついた戦車に乗ったままガケから落ちて死亡、というザコキャラのような死に方だったし。

うーん、今話は悪くはなかったけど、「街に行って事件に巻き込まれる→カケルとブリンクが勇気を以って解決する→後一歩のところで父親救出に失敗する」の繰り返しでドラマ的には一向に発展していかないなぁ。全部で39話のようだが、すでに全体の25%も過ぎているので、そろそろ何か大きな展開が欲しいところだが。