青いブリンク 第9話「戦う国・レッドバル」

レッドバルという国では、全てにおいて「力が強い者が正しい」とされ、裁判でさえ綱引きなどの力勝負で判定されていた。レッドバルのチッピ王子は「身体が弱い」という理由で、国王から勘当されていた。ふとしたことからカケル達と友達になったチッピは、父親にカケルへの招待状を書き、カケルの父親探しを助けようとする。だが、国王に面会が許されたカケルは、カケルの父親の情報提供とチッピを城に戻すための条件として、チッピにサンドタイガーを倒させてくることを提案したのだった。チッピとカケル達は、翌朝、サンドタイガーを倒しに出かけていく。

今話の物語的には、カケルにチッピという「弟分」を付けてあげ、それによってカケルに弱音をはかさせず、一段成長させることが主眼の一つなのだろう。それは分かるのだけれど、自分の身体の10倍以上もある化け物のサンドタイガーに対して、「カケル君!勇気を出すんだ!(立ち向かって行け!)」とムチャ振りをカマすのは、毎度毎度お馴染みのこととは言え、ちょっとどうかと思うぞ。

最終的には、チッピがサンドタイガーが怪我をしていることを知り、何でも怪我が治るというドラえもんアイテム「石の花」を使って治癒した上で、サンドタイガーに乗ってお城に帰り、メデタシメデタシ、という終わり方だった。

うーん、第9話にしてかなりパターンが固まってきて、(もともと少なかった)面白味が更に減ってきているようだ。来週はいよいよ10話目なのだし、そろそろ思い切った展開があってもいいのだが………いい加減、ちょっと飽きてきたなぁ。