青いブリンク 第8話「誘惑の島・コバルト」

女王が支配するある島では、人々に無料で楽しいアトラクションや金銀財宝、酒を無償で提供している。だが実は、それらは全て女王が不思議な力で人々に見せている幻想に過ぎず、そこに集まった人々はやがて女王に捕らえられ、生きるエネルギーを吸い取られ、老人のようになってしまうのだった。

という粗筋を見て分かるとおり、デジャビュ感バリバリの、まぁよくある話。

ただ、人々が大きな攪拌器のような場所に放り込まれて、遠心力か何かを使っているか分からないが、攪拌されていく後に人々の生気が攪拌器上の一点に集まっていくという描写は面白かったな。(人々が入れられた場所は上が細くなっている)

また、吉田理保子が貫禄たっぷりに女王を演じていたのも良かったな。

今回は、第5話に続き、カケルが自分の力で女王と対峙し、活躍する回であった。(ブリンクは攪拌器に生気を抜き取られ、毛玉となってしまっている)途中で仲間が現れてカケルを助ける、等という都合の良い展開が今話では見られず、あくまでカケル対女王の1on1の対決をガッチリ描いてくれたのは、良かったな。