青い文学シリーズ 人間失格 第2話「お化け」

人間失格」の(このシリーズの?)ノリに慣れたのか、今話では前話程は観ていて陰々鬱々という気分にはならなかった。

幼少の頃、友人の竹一から「(葉蔵は)お化けである」と言われた事から端を発して、以降現在に至るまで「お化け」の幻想を観続け、その幻想に苛まれるという流れが分かりやすくて良かった。CGで描かれた、とぐろを巻くような柄の真っ黒いお化けの姿も、気持ち悪くてグッドだった。

堺雅人は声優としては「戦闘妖精・雪風」での実績もあり、さほど違和感なく聴ける。ただ、声だけの出演よりも、むしろ実写作品の方が声の印象が強いのは、私だけだろうか?(「新撰組!」における、山南敬介役とかを演じている時の方が、「いい声だなぁ」と聞き惚れていたりしたよ)