アイシールド21 第36話「最後の試練」

デスマーチ編オーラス。

34話で「瀬那の成長の兆し」を見せ、この36話の瀬那対溝六の戦いで「瀬那の成長の証」をきちんと描いてみせている。セオリーどおりといえばそれまでだけれど、こういったきちっとした見せ方は、大事だと思う。

あと、このタイミングでオープニング&エンディングが変更。オープニング作画では時永宣幸、和田高明、高谷浩利と豪華ラインナップを揃えていて、ビックリ。西田正義のコンテも瀬那がタッチダウンを決める直前にフォーカスを絞った流麗な作りで、良かったな。蛭魔がパスを投げる場面でやたらにパースを利かせまくっていたり、アイシールドがフィールドを駆けていくところをバックから捕らえた画面がやや魚眼気味になっていたり、チアガールとして応援しているまもり姉ちゃんの腕の肉付きがエロかったりと、1分30秒程度のオープニングの中にこれでもかと見せ場があるのが素晴らしい。電光掲示板にスタッフの名前が映し出されるアイディアも良かったな。前オープニングもストーリーが感じられて良かったけれど、フィールドのアクションだけに動きを絞った今回のオープニングも、負けないくらい素晴らしいできだったのではないか。

一方、エンディングはカッチョいい系エンディングから一転、まも姉と鈴音のデフォルメキャラがチアガールとして踊りながら展開していく。時永宣幸の一人原画が可愛らしく、これはこれで良いものであった。