愛の戦士レインボーマン 第38話「A.B.C.Dライン大爆発」

モグラートが地面下を掘り過ぎてしまったために、村がまるまる1つ地盤沈下を起こして沈んでいき、沈んだ地面から水が溢れ出して洪水が起こるという場面がある。この場面での特撮が、ミニチュアも精巧に作られており、地面が崩れて沈み込んでいく場面もしっかりと捕らえられており、非常に見応えがあった。
レインボーマン」は、特撮の見せ場が「しっかり作られている」ところと、「ヤッツケ」のところがクッキリ分かれているな。(「ヤッツケ」のところは、カメラワーク等を駆使することで、何とか不足分を補っている)テレビシリーズという予算枠の中でやりくりするには、賢い選択と言えるのだろう。

また、ここに来てミスターKが命を賭してレインボーマンを葬った(ように見えた)オルガ&ロリータに対して情けある言葉をかける場面があったのには少し驚いたな。これまで、ミスターKは部下を道具のように扱い、そのような発言しかしてこなかったのに、ここに来て一体どういう風の吹き回しなのだろう?