愛の戦士レインボーマン 第36話「恋人は暗殺者」

死ね死ね団オルガが、タケシ恋人淑江に姿を変えて、レインボーマンを暗殺にかかろうとする話。っつうか、ずうっとタケシのことを見張っていて、タケシに恋人の存在があることは分かっていたはずなのに、何故今さらなんだろうな。それを言ってしまえば、タケシの実家の場所を突き止めていながら、一向に放置したままなのも謎ではあるのだけれど。

今回はツッコミどころが多い回だったなー。
政府要人を乗せた車が、何故人気のない、全く整備もされていない田舎の山道を走っているのも謎だし。(その方がミニチュア特撮が組みやすいから、という以上の理由はないのだろうけれど)後、タケシと淑江が食事をするレストランは、「恋人たちが食事をするに相応しいオシャレな店」という設定なんだろうけれど、出された食事がホワイトシチューって(しかも、オカンが作りそうなハウス食品製の)、そりゃちょっと庶民的過ぎないか?

ラストでの死ね死ね団飛行部隊とレインボーマンとの空中特撮シーンは、もろにミニチュアということが丸分かりではあるけれど、縦横無尽に飛び回る飛行機レインボーマンを追っかけるカメラの動きと繋ぎ方がスムーズで、巧かったな。
他にも、恋人淑江に化けたオルガに毒を盛られた際のタケシの主観のカットも、花瓶に生けられた花の隙間から睨むように見据える淑江(オルガ)にピントが合ったところから、フッと手前の花にピントが合わさって、その次のカットでタケシが意識を失いそうになって倒れこむ流れに繋げるところなど、今回は冴えたカット割りがいくつか見られた回だったな。