青いブリンク 第21話「イエローオーカー・緑と花の消えた町」

今まで物語あらすじが書かれたページが見つからなかったので、感想を書く前にざっくり最低限のことは書いていたのだが、今ちょっと探したらあらすじページが見つかりましたよ。

http://tezukaosamu.net/jp/anime/47.html

おかげでこれからは大分、楽ができる。

あらすじをつけたすと、このイエローオーカーの街外れにクレーターがあって、グロス皇帝からの命令によってグロス皇帝一味から出されるありとあらゆるゴミがそのクレーターの中に排出されていた。(その返礼として、イエローオーカーは多額の援助をグロス皇帝から貰っていた)で、その大量のゴミのせいで地下に巨大アメーバが出現し、地中の栄養を全部吸い取ってしまったために、イエローオーカーの街では植物が生えなかった、という種明かしがなされる。

このテキトーな設定だけでだいぶガッカリさせられるが、アメーバの退治方法もかなりガッカリものだ。この巨大アメーバは、ブラックホールのように、何を投げつけても無尽蔵に吸い込み、吸収してしまうという特性を持っている。アメーバから逃げるのに必死になっているニッチたちは、手当たり次第その場にあるものを投げつけるが、その時、たまたま浮き輪みたいなものから吐き出る空気にあたった時だけアメーバにダメージを与えることができると判明する。
「アメーバの弱点は酸素だったのだ!」という説明をつけたいのだろうが、ちょっと無理のある展開だろう。そもそも、そのへんに落ちている萎んだ浮き輪は、空気が抜けてしまっていて敵にダメージを与える程、残っていないだろう。っつうか、浮き輪なら酸素ではなく二酸化炭素が残っているはずだし。

せめて、少なくとも酸素ボンベくらいを用意して欲しかったところだ。そもそも、「酸素が弱点」ということ自体、あまりにベタ過ぎてちょっと受け入れ辛いというのに。

せっかく出来の良い回が続けてきていたのに、ここにきて、また元の冴えない調子に戻ってきたな。次回以降挽回を期待したいところではあるが。父親の手がかりも全く分からなく、あてどなく旅を続けている状態のままだし。