青いブリンク 第18話「咲くか!?エメラルド森の闇の花 」

カケル達が次に訪れたエメラルドタウンは、生花で溢れている華やかな街だった。カケルはその街で造花を売っている少女フラと仲良くなり、彼女から「闇の花」の存在を教えて貰う。闇の花は皆既日食が行われる5分間のみ咲き、その種は闇の川に向かって飛んでいくという。カケルは皆既日食が行われる日に闇の花のある場所に連れてって貰うことをフラと約束するが、フラの父親ロックベラーはその話を立ち聞きしていた。ロックベラーは生花を乱獲して街中に売りさばく商人であり、また珍しい花を押し花にする蒐集家でもあったのだ。フラは父親により部屋の中に閉じ込められたがすぐにカケルに救い出され、すぐにカケル達と一緒に闇の花を取ろうとする父親を追い駆けていった。。。といったのが最初のあらすじ。

今回はかなり筋運びが杜撰だった。カケルがエメラルドタウンに来てフラに会った日がたまたま皆既日食の日だったり(凄い確率だぞ?)、部屋に閉じ込められたフラの窓のすぐ横に何故かはしごが立てかけてあったり(逃げてくれと言ってるようなモン)、最後にカケル達に命を救われたロックベラーが父親の行方の鍵となることを教えてくれたり(ロックベラーが何故それを知っているかは全くの謎)、とにかく都合良い設定のオンパレードだったな。

教訓譚的にも、「自然の乱獲はいけないよ」という、まぁそりゃそうだ的なことで、前話のような深みはなかったな。今回はハズレの回ということだろう。当たりの回が少ない気もするが。

あー、でも女の子フラのキャラデザが、アニメ用にリファインされた感じではなく、手塚治虫の漫画からそのまま飛び出してきたような造形になっていたのは、個人的にヒットだったなぁ。