藍より青し〜縁〜 第8話 水魚〜すいぎょ〜

ちかりんの友達なっきー&千鶴っちの再登板回。で、千鶴の水泳特訓回。

http://d.hatena.ne.jp/oippu/20040714#p3

過去の日記で指摘したとおり、細い身体つきながら、きちんと肉付けされるところはされてあり、ちゃんと「人の身体」に見えたところは良かった。(アニメの身体描写はともすれば少女マンガのキャラのように、立体感のないペランペランな造形になることもある)半裸体が色っぽくエロく描かれている………までは全然いっていないところは少し残念だったけれどね。

泳ぎの描写も、厳密の泳法とは異なるのだけれど、きちんとリアリティのある動きを出せており、マンガ的表現として充分にオッケーが出せるレベルであったのも嬉しかった。(第5話でのボーリングの場面は動きがちぐはぐで残念な結果となっていたことを考えると、充分に立派な出来と言えるだろう)

JKの水着がふんだんに出る回なので、上記の作画周りはきちんとこなしてくれなければ、困る訳ですよ。で、今回はきちんとこなされていたので、眼福だったし、満足しました。作画監督は野口このみ。1枚絵としては決して端正な絵柄とは言えないけれど、押さえるところはきちんと押さえたプロの仕事であったように思う。

物語冒頭でティナと薫がプレイしていた格闘ゲームで、薫が使っていたキャラクターであるミラクルみるく(しかもCVは高橋美佳子!)が、もろカードキャプターさくらのパロディとなっていてウケたな。ティナが使っていたキャラクターは噛ませ犬となっていたし、ミラクルみるくの必殺技が、婿養子を召還しての「肩身狭いビーム」という名前で、以前に登場したゲーム「ファイティング婿養子」を彷彿とさせたり、何気に1stシリーズからの小ネタを延々とここまで引っ張ってきているスタッフの粘り強さには頭が下がる思いですよ。