藍より青し〜縁〜 第6話 道程〜どうてい〜

折り返しポイントとなる第6話。折り返しポイントらしく、薫の現在位置と、(明確には決まっていないながらも)これから向かおうとする地点が示唆された回となった。また、葵の口から改めて、薫が今後選択する人生には葵も一緒についていくことが誓われていた。
(今話で薫が取り組んでいるレポート内容から察するに、将来的に薫は法律関係の職務に就くことになるのだろう。と言うか、wikipediaを読む限り、弁護士の道に進んでいくようだ)

ただ、wikipediaどおり弁護士になるのであれば、どれだけ優秀な人間でも生半可な勉強量ではできないけどね。と言うか、法科大学印の課題レポートの「残り半分」をたった1日でできてしまうレベルのレポートであれば、大した出来のレポートではないのだけれど。

人の勉強中に同じ館に住む同居人たちが邪魔をしたり、同居人たちがしょうもない理由をつけて飲み会を開いて、強引に人に酒を飲ませたりするところなど、本作品の大いなるリファレンスとなっていたであろう「めぞん一刻」にますます似てきているけれど、「めぞん」でも五代は三流大学に入るために毎日のように勉強をしていた訳であって。まぁ、今話で大学教授が薫に「君には期待している」と声をかけたことからも分かるように、薫は五代裕作よりは遥かに優秀という設定のようだけれど、それにしても(いくら温めのハーレム・ラブコメとは言え)もう少し現実に近い温度感を持って描いて欲しいところだ。「自分で考えた人生を歩みたい。他人に(人生を)決められるのは、もうイヤだから」という程度の理由で弁護士になられたのでは、他の弁護士志望の方々は堪りませんよ。

ちなみに6年前に書いた今話の感想は以下のリンクを参照。大したことは書いてないが、今話に関してはそれほど意見も変わっていない。特に「自分の貧乳を薫に触らせる繭に激萌え」という点は、今でも大いに同意できる。

http://d.hatena.ne.jp/oippu/20040610#p4