藍より青し〜縁〜 第5話 洋琴〜ようきん〜

繭の当番回。第3話・第4話と作画が不安定な回が続いていたが、この回は比較的安定していた。贔屓にしている繭の当番回であったので、嬉しい。ナイスなリソース配分だ。(勝手な言い分)作画監督は第1話以来の杉本功が担当。
ただし、ボーリングにあまり詳しい人がいなかったのか、ボーリングを投げる場面があまり適切な作画になっていなかったのは残念だったな。(下手な訳ではないが、「正確な」ボーリングのシュートにはなっていなっていないようだった。そもそも、ボーリングは立ち止まった状態からシュートすることはない。ストライクを取るベストスポットも、ど真ん中から少しズレた位置となる。別にボーリングに詳しくない私でも、この程度はほんの少しでも経験があれば分かることだ)

また、繭の母親約に鈴木弘子が光臨したのも嬉しいサプライズだった。鈴木弘子がアニメ自体に登場するのも(しかも最近の作品で)珍しいことであり、その点で貴重な回となった。(前シリーズでも登場していたけれどね)

薫と繭が高層レストランの中の広いレストランでの食事からの帰りに、レストランにあったピアノで繭が演奏会を行ったためにあまり食事の時間が取れなかったという事情もあり(かなり長時間演奏をしていたのだろう)、薫は繭に桜庭館に連れて行き「みんなで一緒に食べる夕食」に招待するという展開で本話が締められている。

この結末は、桜庭館という家族が繭を歓待する(もしくは家族の一員として受け入れている)という結末になっているという見方もできるだろう。そして桜庭館が暖かく色々な人々を受け入れていく構図が見られるという点で、今話は第1話、第2話、そして実は第4話にも共通していると言える。(第4話では、桜庭館は「過去の亡霊」をも暖かく受け入れていると見ることもできるだろう)

折り返し地点までもうすぐという第5話まできているが、ここまでは繰り返し「桜庭館でのユートピア性」が象徴される回が続いてきている。最後までこの調子で進んでいくのか、途中で思い切った変化が生まれるのか、まだ現時点ではちょっと判断できないなぁ。

しかし、積極的なようでいて、いざデートを始めると何をすればよいか分からないおぼこっぷりだったり、薫に喜んで貰いたくって真剣に悩んでしまう一途っぷりが非常に萌えで、改めて繭が私的にストライクなキャラクターだなと確認してしまう回だったな。繭に萌えれたという点だけで、大満足できる回であった。

ちなみに過去の日記では以下のような感想を書いている。大したことは書いていないな。今もだが。

http://d.hatena.ne.jp/oippu/20040610#p3

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