愛の戦士レインボーマン 第29話「悪魔の戦隊DAC」

前回登場したDACの正体は、27話冒頭で出てきた違法入国者であることが明かされる回。わざわざ日本人に変装しなければならない程、この頃の日本では「外国人は珍しかった」ということなのだろう。
どうでもいいことだけれど、DACの隊長はちょっと古田新太に似ている。

それにしても、1話ではレスリング部キャプテンからタケシに退部を宣告したにも関わらず、27話以降からはそんな話がなかったかのようにキャプテンとタケシは仲良く振舞っているなぁ。あげくにキャプテンはタケシに「レスリング部に戻らんか」って勧誘してるし。
いや、これはむしろ、「ある程度、時間が経って、2人の間にあったわだかまりが解け始めてきていた」という演出なのだろうな。2人の関係性が完全に修復される過程として、わざわざ少々長めの尺を取って「キャプテンとタケシが砂浜でレスリングをする場面」を映していたのではなかろうか。

今回は、地底戦車モグラートが海上に浮かぶオイルランドのタンカーを爆破するところで幕が閉じた。かなり高度に政治的な背景を持たせながら、物語としてはアクション中心で進めているなぁ。