藍より青し 第18話 同衾〜どうきん〜

ティナ当番回。ティナと薫が、結果的に動物園デート⇒2人だけでラブホにお泊りする話。

中盤で登場する動物園にあるアトラクションのありえなさに唖然としてしまう。3つの扉って何なんだ。そして、3つの扉を解説するお姉さんの、一部のコアなファン層しか相手にしていない魔法少女ちっくなコスプレは何なんだ。(そもそも、動物園は動物を観るところで、別途でアトラクションを用意しているところなど聴いたことがないなぁ)ウェディング・ドレスに身を包み、教会(セット?)で待っているティナのところに、薫が急いで入ってくるところは、ちょっと映画「卒業」を彷彿とさせたな。ま、これも前話同様に、超ベタな流れではあるのだけれど。

薫とティナがラブホテルで泊まっている時の場面で、薫がカラオケのコードにけつまずいて、ティナをベッドに押し倒したような感じになったところが、今回のエロスMAXポイントだったな。ティナのはだけたバスローブからはみだしたボリューム感たっぷりの横チチを、ティナのヘソあたりから煽りで捉えたカットも溜まらないものがあったが、そのすぐ後に続く薫視点でティナの横チチを正面から捉えたカットで、乳輪がバッチリ見えていたのは、あまりに不意打ち過ぎて思わず何回か巻き戻して確認してしまった程だった(苦笑)。

ラブホテルで、ティナと薫が交わす会話が、良かった。(「自分の理想とする旦那さん」というテーマでカモフラージュしながらも、実はストレートに自分の恋心を薫に打ち明けるティナのいじらしさ。そしてそのティナの話をふんふん聞きながら、ティナの気持ちには一切気がつかない薫の朴念仁さ)ラブコメ王道のスタイルを衒いなく描いてくれるところが素敵で、自分好みであった。
また、絵柄についても、杉本功作監回で、ロリロリとした絵柄が可愛らしく、これまた自分好みで良かったな。

作品放映は2002年でほんのちょっと前のことのように思うけれど、ティナが持っている携帯電話(キャリアは何とJ-PHONEがモデル!)の、伸縮可能なアンテナのあるピッチのような形態を見ると、やはり時代を感じさせるなぁ。この物語の中では、薫や葵ちゃんは携帯電話を持っていないようで、つまり「携帯電話を持っている人/持っていないという2つのパターンが存在できる」世界観が、この当時では成立しえたということだろう。今では、携帯電話を持っていないことってほとんどありえないものね。特に若い人の間では。