藍より青し 第16話 渚〜なぎさ〜

水無月ちか登場回。久方振りに観たのですっかり忘れていたけれど、ちかって妙ちんの従姉妹だったのか。

2001年に「The Soul Taker 〜魂狩〜」でデビュー、2002年にUnder17で活動開始したばかりの頃で、本作品放映当時は桃井はるこは「突如アニメ界に現れた、胡散臭い同人上がりの人」という位置づけだったように思う。(私の当時の印象はそうだったし、一般的なアニメファンの認知としても同様だったように思う)だから、所謂フツーの作品の、フツーの女の子役にモモーイをキャスティングした事に対して「勇気あるなぁ」と思ったものだ。実際に、モモーイの声は強烈な独特さがあり、最初に聞いた時は「なんか、浮いているなぁ」と思ったように思う。
しかし、胡散臭いはずのモモーイが、意外にも演技が上手く、(ただ単にあざといオタ受けするというだけでない)魅力的な声をしていることに気づくようになり、当時の私は段々と感心していったように記憶している。(とは言え、愚かなことに、モモーイが本物の神であることに気づいたのは相当後になってからだった)
今聴いても、モモーイの声は素晴らしいし、また今聴いても、その独特な声質のため異端性がくっきり出てしまい「浮いてしまって」いるとも思う。でも、そこが素晴らしい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%83%E4%BA%95%E3%81%AF%E3%82%8B%E3%81%93

モモーイの話ばっかりになってしまったので、本編の話を。

タイトルどおりの水着回。ティナの水着も、繭の水着も、(そして最後に登場する葵ちゃんの水着も)尻の肉がはみ出してしまうほど、また小股の切れ目が見えてしまうほど、水着を食い込ませているので、観ていてドギマギすると同時に、何て淫乱な女子なんでしょ、とも思ってしまいましたよ。(アニメにおける水着の表現とはそういうものかもしれないけれど)

ラストで、薫と葵がお互いに2人だけに裸身を見せ合ってキスをし合う、という展開がエロチックながらも美しかった。(薫は傷だらけの背中を、葵は水着を) また、夜の海辺をバックに流れる増田俊郎の静かに盛り上げる音楽も美しくて、良かったな。

藍より青し 第六巻 [DVD]

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