藍より青し 第12話 接吻〜せっぷん〜

Aパートは、前話の続きの繭登板回。Bパートは薫と葵の初キッス編。

Aパートでは、やはり繭も、他の登場人物と同様に「両親が仕事でほとんど家にいない=家族の欠損」という事情を抱えていた(いる)ことが明かされる。また、繭は薫に兄貴(=代理の家族)としての役割を見出し、精神的依存をしようとしていることが伺える。
「藍青」はこれから、桜庭館を中心とする(薫を父親、葵を母親とする)「(擬似)家族の構築・再生の物語」として発展していくだろうと予想している。繭がその「藍青」の裏主題の中でどのような形で組み込まれ、物語の展開に寄与していくか、今から楽しみである。

で、Bパートは薫と葵の初キッス回。葵ちゃんがあそこまで明け透けな態度を取っているのに、くっきりはっきり言葉にして言われない限り何一つ気がつかず(利かず)、キス1つできないところは、やはり薫はオタク向け作品の主役っぽいなぁと改めて実感したよ。