藍より青し 第11話 子女〜しじょ〜

美幸繭初登場回。「ロリータでお嬢様」というピンポイントな属性を持っている私は(以下略)

ロリっ子の繭登板回ということもあってか、全体的にキャラクタの作画がシンプルで、顔の作りがロリ顔寄りになっていて、前回の煌びやかな画作りとはまた別のベクトルで、いつも以上に萌え要素が強かった。クレジットを見て、作画監督が杉本功(「スケッチ・ブック」や「ケメコ・デラックス」のキャラデザ・作画監督の人)になっていたので、深く納得してしまった。

薫にベタベタ甘える繭が可愛らしく、そんな繭に対抗意識を燃やすティナも可愛らしく、また「行ってらっしゃい」のキスをしそびれたり、薫からの電話をいそいそと取りに行く葵が可愛らしかったり、今回もいつも以上に女の子たちの表情・仕草が全般的に可愛くって、萌え死にするかと思いましたよ。

繭の世話係、西園寺のキャストが堀内賢雄であったのは嬉しいサプライズ。今回の西園寺は(薫に繭のことを「よろしく頼む」とお願いした以外は)必要最小限のことしか話さない無口なキャラで通しており、凡人であれば、単に執事役の記号をなぞるだけの無難な演技で済ましてしまうところだったろう。しかし、流石は堀内賢雄、西園寺というキャラクターに深みと貫禄を与え、口調は冷淡・簡素で、あくまで使用人としての分を弁えながらも、「代理親」としての視点で繭を見て、接していることが充分に推し量られる演技を見せてくれている。