藍より青し 第5話 朋友〜ほうゆう〜

ティナ・フォスター&水無月妙子初登場回。
ティナはデニムの短パンからむっちりとしたお尻のラインが堪能できたし、妙ちんはバニーガール姿やナース姿から見える豊満な胸元が、辛抱溜まらなく素敵であった。女子2人が導入されて、たいへん眼福でしたよ。

自由奔放なティナ役を、雪野五月が水を得た魚のように活き活きと演じていて、聴いていてたいへん心地が良い。また、カスミン役で当時名前を聴かれるようになった水橋かおりが、ドジっ子キャラ妙ちんの声を嫌味なく演じていて、好感が持てた。(これがCDドラマと同様に堀江由衣があてていたのだと、やっぱりちょっと鬱陶しい感じになったと思うんだ)

方言指導に福岡出身のいのくちゆかがクレジットされているところも、面白かったな。(勿論、ティナ役の)アニメの方便って、割といーかげんなことも多いけれど、きちんと方言指導を入れてくるあたり、作り手の気合が感ぜられて、好感が持てたな。(どの程度ナチュラルな方言になっていたかは、福岡ネイティブではないのでよー分からないけれど)

葵ちゃん視点で、ティナが薫にゴロゴロと懐くところと、ティナが猫に対してゴロゴロしている姿がオーバーラップされる演出が良かった。これまでティナと薫との恋愛関係を心配して見ていた葵ちゃんが、ティナは純粋に無邪気で、まるで猫とじゃれるように薫にじゃれているだけなのだ、ということを葵ちゃんが気づくことが、視聴者にもよく分かる演出となっている。地味ながらも、巧い演出だったな。

それにしても、葵ちゃんは勿論、雅さん、ティナ、妙ちん、とそれぞれベクトルは違えども、「イノセント」という点では全てのキャラクターが同じなんだよな。こういった「イノセント」なキャラクターがいくら集まっても、恋愛のドロドロした話にはどうしたって展開しそうにない感じだな。