愛の若草物語 第44話「ニセ手紙事件・犯人は誰か?」

うーん、正直、今回の話はあまりノレなかったな。

色々とイケていない部分は多いけれど、最も本話を退屈にさせている要因は、前話感想で述べたように、そもそもメグとカールとの直接の絡みがほとんど描写されずにここまで来てしまっているので、二人の恋愛関係に一切のリアリティを感じ取ることができないためであろう。

アニメ版では紳士的な男として描かれていたローリーがここに来て、後先の結果を考えない、程度の低い悪戯をするのも解しかねる。(「メグは金持ちでイケメンの男性と結婚すべき」と言ったことと、「テメエは人のこと気にするより勉強しとけや」とジョオに言われたことに対して、ローリーが非常に腹を立てるところについては、一定の理解はできるが)原作でのローリーは、もうちょっとやんちゃな部分も描かれていたので、こういった物語展開も違和感なかったのかもしれないけれど。

まぁ勿論、本話には退屈な要素ばかりがある訳ではない。メグが料理を作った後、「後であんた達にも飲ませるわ」とジョオに言った時の、ジョオの「ウヘェッ」とした顔が、正直で面白かった(笑)。