愛の戦士レインボーマン 第8話「ひとりぼっちの戦い」

キャッツアイ作戦本格展開。

キャッツアイというクスリの効果が、まず恐ろしい。飲ませると、狂ったような振る舞いをしでかし、その後に死んでしまう、という毒薬なのだ。「狂い死にをさせるクスリ」という設定が、既に狂っている感じで、ナイスである。

また、「狂い死にをさせるクスリ」を飲ませる作戦も面白い。おでん屋に成り済まして会社帰りの客に飲ませたり、公園内で「ヨーロッパからの直輸入の美容ドリンク」との名目で宣伝して、近所の主婦たちに飲ませたりという、草の根レベルの活動を進めていくのだ。
作戦の展開方法が、凡百の特撮ものと比べて、遙かにスマートであり、死ね死ね団の本気度が伝わってくる。

タケシだけが死ね死ね団の陰謀に気付いているが、周囲の人間には理解されず、一人孤独な戦いを強いられるという状況も、ドラマ的に高度なことをしており、面白い。