愛の戦士レインボーマン 第3話「レインボー・ダッシュ・7」

日本に戻ってきてから、レインボー・ダッシュ7を初お披露目する回。

また、お世話になったジム会長の正造の借金を返す資金獲得のため、マカオへ行くことを決心する回。

タケシは、つい前まで「プロレスラーになって、有名になって、お金を稼ぐんだ」と考えていたのだが、ダイバ・ダッタの修行を通して「レインボーマンの力を、人の役に立てよう」と決心するようになった。ところが、恩人を助けるため、皮肉にも再度プロレスラーの仕事を引き受けるようになる、という流れになっているのかな。
そもそも、プロレスラーになりたい!という志向を持っていながら、戦時中のインドに行ってダイバ・ダッタを探しに行くという行為を取るのもとんちんかん過ぎる。また、ダイバ・ダッタの元で修行をして、せっかく強くなったのに、その後改心しちゃって「プロレスなんて興味ない」状態になるのも、よく分からないところだ。(そもそも、プロレスラーを目指したのは妹の脚を治すためにお金を稼ぐことが目的だったはず)

主人公の行動原理が定まらないまま、事件に巻き込まれていく形でお話だけが進んでいく。正直、死ね死ね団が登場するまでのレインボーマンは、あまり面白い作品とは言えないんだよなぁ。