アイシールド21 第26話「野生のリアル」

アポロ監督は、天才の資質を有したパンサ選手に嫉妬の念を持ち、チームの中で彼を特に冷遇していた。だが、パンサ選手は自身のことを天才だと思っていなかった。それどころか、アポロ監督を「自分と同じような貧しい境遇から、人三倍の努力で一流となったプレイヤー」としての心意気を感じ、英雄視していたのだった。パンサが、どれだけアポロ監督から冷遇されようと、フィールドに立たせて貰えなかろうと、決してチームを辞めなかった理由は、「プロになって身内に楽をさせてやりたい」と「自分が英雄視するアポロ監督の下で選手になれる」からだった、、、
と、思わずエピソードの一部を書いちゃいました。実に感動的で、上手い話なのだもの。

アメリカという国の持つ病巣を考えれば、パンサのキャラは余りに陽性過ぎるし、こうしたエピソードはヌル過ぎるとも言える。けど、ま、少年誌掲載ということを考えれば、こういった描写がベストなバランスと言えるのではないか。少なくとも、私は素直に感動したし。

次回はまさかのアメリカ編。相変わらず面白いは面白いのだけれど、ちょっと地に足が着かなくなってきてる? 次回以降を観て判断していきたい。