2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

愛の若草物語 第26話「恐がりベスとお隣の老紳士」

ベスピアノ編完結。ローレンスのベスに宛てた手紙が感動的だ。事業主でもあり、大勢の人間を配下につけている老人が、10歳の女の子に向けて、礼節を持って、一人の女性としてベスを扱っているのが感ぜられる。「あなたの友 ジェームズ・ローレンス」と、最後…

愛の若草物語 第25話「小説家ジョオの2ドルの傑作!」

ベスが、ローレンスさんに、ピアノのお礼として贈り物をする話。ベスのピアノ話だけで、次週を含め、4話も引っ張っているのは驚くが、このエピソードはそれだけ時間をかけて語るべき価値がある。スイッチの入ったベスが、みんなの抑制も聞かず、ピアノを引き…

愛の若草物語 第24話「メグの小さな恋のはじまり?」

ベスが、前話でのローレンスの誘いを受けて、ようやっとローレンス家でピアノを弾き始める話。後、メグとブルックさんが出会う話(こっちはおまけ)。ずいぶんとゆったりとしたテンポだが、ベスがいかに人見知りであるかを強調するためには、やはりこの話数は…

愛の若草物語 第23話「ベス! 思いがけない贈物に大喜び!!」

これも、割と原作準拠の話。原作の中でも好きなエピソードなので、触れられて嬉しい。原作と違うところは、ベスは単にローレンスの顔が怖いからという理由でローレンス邸に行かなかったのだが、原作ではローレンスに大きな声で話しかけられたから、となって…

愛の若草物語 第22話「おなかのすいたクリスマス」

これもまた、原作準拠のお話。マーチ家は決して裕福ではないが、それ以上に貧しい者たちに奉仕を行うシーンも、きちんと描かれていた。若草物語にはこういった慈善活動の話がよく出てくるが、これは物語背景にキリスト教の思想があるためであろう。宗教の異…

愛の若草物語 第21話「発表! はりきりジョオの自信作」

原作最初の話。クリスマスプレゼントに聖書なんて、現在のセンスから考えればぞっとしない話であるが、ここも原作どおりであった。マーサおば様から貰った1ドルのお小遣いをどう使うか考えあぐねたあげく、結論として母親に贈り物を買ってあげる、という流れ…

愛の若草物語 第20話「ジョオのお見舞いは元気がいっぱい!」

前回、前々回に続き、これも原作準拠の話。原作自体がすごく面白いので、そのままトレースしても問題ない。(とは言え、この話でも多少の改変はあるが)ジョオがローレンスの肖像画を見て、「私、もうこの方怖くないわ。優しい目をしてらっしゃるんだもの、お…

愛の若草物語 第19話「おこげドレスと素敵な紳士」

この話も基本的に原作準拠で、メグ&ジョーの舞踏会の話の続き。ローリーの以下のセリフが印象的。「他人の家を覗き見するなんて、とても不作法なことだということは僕だって知ってるけど、どうしても君の家の方に目が行ってしまう。君の家には僕の家には無い…

愛の若草物語 第18話「メグとジョオ舞踏会にデビュー!?」

何でタイトルに!?がついてるんだ?というツッコミはともかく、ローリーとマーチ家(ジョー&メグ)の初邂逅の話。基本的に原作準拠の回なので特に語ることはないのだけれど、ジョーがお尻を突き出して、ドレスの焼け焦げの後をエイミーに絵の具で塗って貰うシ…

愛の若草物語 第17話「ジョオとリンカーン大統領の演説!」

メグの最初のセリフ「キング夫人にお金を盗ったと疑われた時に、最初は腹を立てたが、今は息子に金を盗られたことを知ってしまったキング夫人に同情している。家庭教師という労働をしてお金を得ていることを、自分は誇らしく思うし、最初は辞めたいと思って…

愛の若草物語 第16話「ひどい!メグは泥棒なんかじゃない!!」

キング夫人から「メグを舞踏会に招待すべきか」を相談され、「メグは使用人だし、それに舞踏会用の服を持ってないから、辞めた方がいんじゃね?」といってしまうデーヴィットは、本当にSAGEですな。 この場面は、当時の「使用人」と「雇用者」の立場の違いが…

愛の若草物語 第15話「お隣からのぞく不思議な少年!」

ローリーが隣のマーチ家のことを激しく気になる回。と同時に、ローリーの身の回りのこと、ローレンス爺に早く勉強して立派な大学に入って、自分の事業を継いで貰いたいといわれていること、ローリー自身は別の想いを持っていることが明かされていく。ところ…

愛の若草物語 第14話「エイミーと悪い友だち」

第1話で、エイミーが先生の絵を机の上で堂々と落書きしていて、それを観た先生も怒らず、クスッと笑うだけで何も言わないという場面があった。それと比較すれば、今話に出てきた先生は真面目に授業を受けないと御仕置きも辞さない!という態度をとっており、…

愛の若草物語 第13話「私たちの変な家」

新しい家が見つかる話と、ジョーが初めての原稿料を貰う話と、ジョーがマーサから養子になってくれと言われる話。宮崎晃脚本で特徴的なのは、こういった重要な話を1話1話で切らず、並行して進めていくことだ。別段珍しい形ではないが、子供向けアニメ作品の…

愛の若草物語 第12話「雷なんて大嫌い!」

朝、ジョーが起きると、ボサボサの髪の毛状態になって、いつも以上にボーイッシュになっているところが、らしくていい。今回は、ジョーが新しい家を探す話。まるまる1話を「家を探す」話に充てることによって、家を探し出すことの苦労を伝え、また新しい家が…

愛の若草物語 第11話「マーサおば様はお気の毒!」

アンソニー・ブーンが書いたジョーへの取材記事が新聞に載る話と、マーサおば様からフレデリックとマーサおば様の過去について聞く話。アンソニーの書いた文章について、ジョーが自分が話した順序どおりではないし、自分が語った内容が全て載っていない!と…

ああっ女神さまっ 第13話「ああっお姉さまっは誰のモノっ?」

スクルド(本格的に)初登場回。すっかり「大人の女性」役が板についた久川綾の、久方振りのロリ声が聴ける機会、という意味で、声優オタ的には非常に有難い回でもある。我がままで、甘えたで、その一方で繊細な感情を持っている、意外にも複雑な役柄であるス…

ああっ女神さまっ 第12話「ああっ女神と女王を天秤にかけてっ?」

女神さまTV(第1期)前半戦終了回。且つ、蛍一のベルダンディへの初告白(「俺が一緒にいたいのは、君なんだ!」)回。ベルダンディ=女神という公式がいまだに理解できていない沙夜子がマーラーと協力して蛍一をたぶらかす、というのは、物語の前提が成立できて…

ああっ女神さまっ 第11話「ああっ悪魔が来たりて災い成すっ」

マーラー初登板回。マーラーの魔法によって、蛍一は「バイク」にさせらてしまうのだが、そのバイクの擬人的な表現が面白かった。ハンドルを振り回したり(拒否の合図)、ライトを照らしたり(了解の合図)、落ち込んで疲れていた時は両ハンドルがくにゃっと…

ああっ女神さまっ 第10話「ああっ自動車部は勝てますかっ?」

青島が自動車部に対して「(蛍一が)謝れば、この勝負はなかったことにしてあげましょう」と言い、心の声[モノローグ]で「お前の性格は調べがついている。決してムチャな勝負はしない臆病者だとな。その性格をベルダンディの前にさらけ出せば、愛想を尽かすだ…

ああっ女神さまっ 第9話「ああっ女王さまと女神のヒミツっ」

まず、大勢が集まっているステージの前で、ベルダンディもウルドも堂々と魔法を披露しているところがスゴイ。 で、目の前で堂々と魔法を披露されていながら、「ベルダンディは何か秘密がある。隠している」と、ゴソゴソと嗅ぎ回ろうとする沙夜子もスゴいなぁ…

ああっ女神さまっ 第8話「ああっ偏差値30からの恋愛受験っ」

ウルド初登場回。蛍一がベルダンディに「眼を閉じてくれないか?」って頼んだ時に、どうしてベルダンディはぐっと身体を前に出し、蛍一の顔のすぐ前まで自分の顔を近づけたんだろう? 何だ、その卑劣なトラップは?可哀相過ぎるだろう、蛍一が。TV作品という…

ああっ女神さまっ 第7話「ああっ想い伝える場所っ」

恵は「気を回せる」性格だからこそ、ベルダンディと蛍一とのデート(バレンタインへのプレゼント)のコーディネートをする役回りになったんだなぁ。それにしても、デートの後をついていって監視するのは、ちょっとヒマ人というか、お人よし過ぎる気がするぞ。…

ああっ女神さまっ 第6話「ああっ掘り出し物に恵アリっ?」

蛍一の妹・恵@渕崎ゆり子初登場回。今やTVアニメで存在を確認することすら貴重な渕崎ゆり子の、さらに貴重な妹声を聴ける機会とあっては、私のようなオールドファンは盛り上がらない訳にはいかないでしょう。妹・恵の兄・蛍一への、ベッタリくっつくという…

ああっ女神さまっ 第5話「ああっひとつ屋根の下でっ」

蛍一はベルダンディとSEXできないことを、この頃から悩んでいたのだなぁ。まぁ、この作品がこの作品らしさを守り続ける限り、可哀相なことに蛍一はベルダンディとSEXすることはできないのだけれど。今回は、小道具が利いていた。一世代前のラジカセとカセッ…

ああっ女神さまっ 第4話「ああっ女王さまと女神さまっ」

三嶋沙夜子役が、麻美順子から能登麻美子にバトンタッチ。ノトマミはタカビーなお嬢様役というのは基本的には得意な方面ではなく、必ずしもベストなキャスティングではないように見えるのだが、ま、麻美順子も別段嵌り役という訳ではなかったし、キャスト陣…

ああっ女神さまっ 第3話「ああっ修行と我が家と女神さまっ」

やはり、この作品は描写がいい。冒頭、車内で夜を過ごした後の場面が、淡い色使いで爽やかな早朝という雰囲気を出していて、良かった。また、わずかな時間ではあるが、ラストの場面での夕方近く、二人が商店街で買い物をする場面も、町の商店街といった雰囲…

ああっ女神さまっ 第2話「ああっ信じる者は救われるっ?」

第1話の最後で、ようやっとベルダンディが登場。第2話も、蛍一とベルダンディが宿舎を追い出され、車上の中で一晩を過ごすところまで。近年のTVアニメーションのスピード展開と比較すれば、ビックリするくらいに展開が遅い。勿論、これは演出の狙いどおりな…

ああっ女神さまっ 第1話「キミは女神さまっ?」

女神さまTV版(第1期)も、最初の十数話が抜かされていたので更新。前半に、蛍一の自動車部の日常を、後半の最初の数分に、蛍一の宿舎での日常を、時間をかけて丁寧に描いている。これによって、蛍一の「能力は高いし、心根は優しい人間だけれど、立ち回りが下…

AIKa Trial 3 TAKE OFF POSITION

ラグエネルギーっていうのは、本作品では核燃料のメタファーになっているのだろうな。その核エネルギーを地球に落として、愚かな人間どもを滅亡させ、地球を元の姿に戻し、再生させようというのが敵キャラ、ルドルフ・ハーゲンの思想である。つまり、逆シャ…